理事長挨拶

理事長挨拶

 本学会は、1974年に「日本脳神経外科看護研究会」として設立され、2005年に学会組織編成に伴い「日本脳神経看護研究学会」と名称変更し、活動してまいりました。半世紀にわたる歴史をもつ団体でありながら、法人格をもたない任意団体として運営してまいりました。

 そのため、社会的な発言権、交渉権等をもつ組織としてさらに充実した活動ができるように、2022年度から法人化の準備を進め、会員の皆様に本学会の法人化提案の経緯・理由についてご説明し、承認をいただきました。そして、2024年4月1日に「一般社団法人日本脳神経看護学会」を発足させることができました。

 法人化への移行に伴い、学会名についても検討いたしました。「日本脳神経看護研究学会」は「研究」を含んでおりますが、私たちは研究だけでなく、臨床看護実践にも貢献することを目指しています。そのため、法人化に合わせて学会名から「研究」を取り、「一般社団法人日本脳神経看護学会」とすることを決定いたしました。なお、欧文名(Japanese Association of Neuroscience Nurses)は変更しておりません。これは、私たちがWorld Federation Neuroscience Nurses (WFNN)世界脳神経看護学連盟に加盟しており、今後も国際的な活動を続けるためです。

 さらに、本学会の特徴として、全国に地方部会があり、セミナーや研究発表会などを精力的に活動しております。地方部会の活動をより活発に、効率的に行うため、地方部会組織を再編成し、全国9つの地方部会(北海道、東北、関東、北陸・新潟、東海、関西、中国、四国、九州・沖縄)としました。

 法人化への移行に際して、私たちは社会情勢の変化を考慮し、一層の決意を新たにしております。理事・監事・評議員をはじめ、会員の皆様と共に、学会の使命と重要性を浸透させるため努力いたします。

私たちの担う役割は非常に重要であり、皆様のご協力をいただきながら、少しずつ確実に目標を達成してまいります。皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。

2024年4月



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1973年 第1回国際脳経外科看護学会(当時)(現World Federation Neuroscience Nurses=WFNN)が第4回国際脳神経外科学会と同時開催(東京)

この時、日本開催準備委員会(順天堂大学、九州大学、国立東京第一病院、東京医科歯科大学、慶応大学、東京大学、日本赤十字社医療センター、聖路加看護大学)から選出された14名が日本脳神経外科看護学会発足の準備委員に選出

1974年 「日本脳神経外科看護研究会」発足

2005年 学会組織編成に伴い「日本脳神経看護研究学会」と名称変更。

2010年 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師教育課程が認可(日本脳神経看護研究学会と日本リハビリテーション看護学会との共同申請)

2013年 世界脳神経看護学会(The 11th Quadrennial Congress of The World Federation of Neuroscience Nurses - WFNN Congress 2013(岐阜)開催

2024年 名称変更及び任意団体から法人化に伴い「一般社団法人日本脳神経看護学会」と名称変更

地方部会組織を再編成し、全国9の地方部会(北海道、東北、関東、北陸・新潟、東海、関西、中国、四国、九州・沖縄)と変更

石山光枝 2007年4月1日ー2014年3月31日

武田保江 2014年4月1日ー2020年3月31日

百田武司 2020年4月1日ー2024年3月31日

百田武司 2024年4月1日ー現在